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日銀のマイナス金利政策を受けた金融機関の動きが相次いでいる。
かんぽ生命保険は29日、保険料を一定期間分まとめて支払った際の割引を一部で縮小すると発表した。
10年分をまとめて支払った場合、従来と比べ0.21%保険料の合計が高くなる。
4月1日から適用する。マイナス金利政策導入で市場金利が低下。預かった保険料の運用収益が得にくくなったことが背景だ。
保障額が1000万円の終身保険に加入して、月額保険料が15,606円の場合、10年間毎月支払うと合計保険料は1,872,720円になる。
これに対し4月1日以降は、10年分を一括で前納すると1,817,038円で済むようになる。
従来は1,813,251円だったため、3,787円（0.21%)上昇する。

2016年03月01日の日本経済新聞から